九州脊梁の花々
九州脊梁山地一帯は、国定公園に指定され、ブナ林の南限地域に残存するものとしては最大規模の太平洋型ブナ林帯となります。また湿性タイプのブナ林(オオマルバノテンニンソウ-ブナ群落)としては日本最大規模のものが山頂域に発達しており、低木層、草本層と合わせて特徴的な植生を形成しています。加えて、この地域は過去の地殻変動において海中に沈まず陸地として残った地帯の一つであり、日本固有種を含む「襲速紀(ソハヤキ)要素」と呼ばれる独特の進化した植物(キレンゲショウマ、ツクシシャクナゲ等)が数多く存在します。また、この一帯は、中央構造線上にあり、石灰岩地特有の植物(ヤマシャクヤク、イワギク等)が数多く存在します。さらに、アズマイチゲ、カタクリ等、分布地域が限られているものや個体数が極めて少ない希少種もたくさんあります。林野庁ではこの天然林の尾根一帯6038haを「森林生物遺伝資源保存林」に指定し保護に努めています。ECO九州ツーリストでは、これらの花々の開花時期に合わせて、お客様を各山に御案内致します。
![4月に見られる花](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x1024:format=png/path/sb089fa2c929b2f06/image/i72d9a8346f15a04e/version/1395318524/4%E6%9C%88%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%8A%B1.png)
ホソバナコバイモ
シロバナネコノメソウ
ツクシショウジョウバカマ
ハルリンドウ
アズマイチゲ
ヤマブキ
ヤマブキソウ
シロモジ
ハルトラノオ
カタクリ
ワサビ
コバノミツバツツジ
ツクシアケボノツツジ
ヒカゲツツジ
アオダモ
ワチガイソウ
ナツトウダイ
ヒトリシズカ
ヒゴイカリソウ
タムシバ
キリタチヤマザクラ
ウワズミザクラ
ヤマシャクヤク
ニリンソウ
![5月に見られる花](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x1024:format=png/path/sb089fa2c929b2f06/image/ieed5f1ce86053b24/version/1395318541/5%E6%9C%88%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%8A%B1.png)
シロバナネコノメソウ
ハルリンドウ
ヤマブキ
ヤマブキソウ
シロモジ
ハルトラノオ
カタクリ
コバノミツバツツジ
ツクシアケボノツツジ
ヒカゲツツジ
アオダモ
ワチガイソウ
ナツトウダイ
ヒトリシズカ
ヒゴイカリソウ
タムシバ
キリタチヤマザクラ
ウワズミザクラ
ヤマシャクヤク
ニリンソウ
マイヅルソウ
ナルコユリ
オオヤマレンゲ